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20代後半独身男。軽いうつ病&SADによる休養を終えて無事に転職成功。その後の生活+愛犬「あんこ」の話。
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天才指揮者として世界的成功をおさめ、名声を得ていた主人公ダニエル。
8年先までスケジュールが埋まっているという超多忙な生活を送ってきたせいか、突如、心臓の病で倒れ、引退を余儀なくされる。

そんな彼が移り住んだ場所は、少年時代にイジメを受け、逃げるように捨て去った故郷。
捨て去ったとはいえ、少年時代を過ごした故郷はやはり彼の原風景として大切なものとして残っていたのかもしれない。

半ば、隠遁生活をするかに見えた彼だが、ひょんなことから小さな教会の聖歌隊の先生を任せられることになる。
人と馴れ合わない性格上、嫌々ながらに引き受けた彼だったが、聖歌隊のメンバーの歌を愛する姿に、次第に指導者として積極的に取り組むようになっていく。

しかし、表面上は陽気にみえる聖歌隊のメンバーもそれぞれに問題をかかえていた。
DV、夫婦の価値観のすれ違い、恋愛、幼少期に受けた心の傷など。

そんな聖歌隊のメンバーも、一生懸命に指導に取り組むダニエルの姿に共感を覚え、彼らの気持ちは一つになっていく。
そしてそれは、彼らの自身の問題へと立ち向かう「勇気」も与えることになる。

全編通しても良作だが、聖歌隊のメンバーの1人、「ガブリエラ」がソロで歌うシーンが一番良かった。
観客は物語でも語られる彼女自身の人物背景を思い浮かべ、彼女が口にするからこそ重みを持つその曲の歌詞がその場を盛り上げる。

歌詞の一部。
『・・・この世に生きるのはつかの間だけど、希望にすがってここまで歩んできた・・・
・・・天国は見つけられなかったけれど、ほんの少しだけ垣間見た・・・
・・・生きている喜びを心から感じたい、私はそれに値すると誇れる人間だから・・・
・・・チャンスに恵まれない人生だったけど、生きたいをいう意思が私を支えてくれた、私が望むのは日々の幸せ・・・
・・・探し求めていたまぼろしの天国、それは近くにある・・・
・・・私はこう感じたい、「私は自分の人生を生きた!!」と』

この歌詞を読んでてジーンとくるものがあった。
そして元気をもらった気がする。

【勝手に評価】7点(作3、好4)

※評価基準・・・作品評価と好き度(各5点満点)を合わせた計10点満点で評価
①作品評価・・・物語、演出、キャスティング等の良し悪し
②好き度・・・単に自分の好みかどうか

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自己紹介:
■仙台在住
■20代後半独身
■愛車はX-TRAIL
■愛犬はコーギーの「あんこ」
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