忍者ブログ
20代後半独身男。軽いうつ病&SADによる休養を終えて無事に転職成功。その後の生活+愛犬「あんこ」の話。
[240]  [239]  [238]  [237]  [236]  [235]  [234]  [233]  [232]  [231]  [230
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

アカデミー賞に作品賞にノミネートされた作品と聞き、劇場公開が終わる前に是非とも観てみたいと思い、珍しく劇場に足を運び、スクリーンで鑑賞。

いわゆる第二次世界大戦の太平洋戦線の大激戦地だった硫黄島での戦いを日本側からの視点で描いた作品。
登場人物の大部分が日本人。
しかも、渡辺謙以外のほとんどが国際的には無名の日本人俳優たち。
そして言語も日本語とハリウッド映画にしては異端的作品。
これがアカデミー賞の4部門にノミネートされたってことは、非常に画期的なことだと思う。
アカデミー賞の選考委員が好きな「クリント・イーストウッド」が監督だったからか?

鑑賞後の感想・・・悲劇でお涙ちょうだい的な内容だという印象が観る前からあったが、グッとくるところは何箇所もあったけれど、ボロ泣きするほどのことはなかった。
ただ、内容が非常に濃く、重い。

何度も繰り返すが、ハリウッド映画にしては画期的。
アメリカ人から見る日本人像はどうも軸が狂っていて、日本人を描いている映画を日本人が見ると明らかに違和感があるものだが、この作品にはそれがない。
日本兵の行動を卑下してもいないし、「天皇陛下万歳」みたいな理由で全ての兵士が戦っていた訳ではないことも表現されていた。
皆、命も惜しかったし、家族に会いたいと望みながらも彼らの置かれた社会的状況がそれを許さず、無念にも死んでいった。

現代の日本において、大戦中のことを話すことはタブー的なものがあり、「愛国心」などと発言すれば右翼だと不審人物扱いされる。
確かに当時の日本は多くの過ちを犯してはきたが、一兵一兵からの視点からすれば、国の大義よりも自分達の生活の方が大切で、そのことをこの作品で描いてくれたのが、正直気持ちが良く、心がすっきりした。

日本の若い世代に是非、この物語を観てもらいたいと思うが、それ以上にアメリカの人達に観てもらいたいと正直思った。
敗者にはなったが、その者達にも同じ人間としての人生があったということを感じてもらいたい。

【勝手に評価】7点(作4、好3)

※評価基準・・・作品評価と好き度(各5点満点)を合わせた計10点満点で評価
①作品評価・・・物語、演出、キャスティング等の良し悪し
②好き度・・・単に自分の好みかどうか
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
Since 2006.5.9
最新記事
プロフィール
HN:
blue-river
性別:
男性
趣味:
映画鑑賞、音楽鑑賞、ドライブ、読書、旅行(国内)など
自己紹介:
■仙台在住
■20代後半独身
■愛車はX-TRAIL
■愛犬はコーギーの「あんこ」
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]