20代後半独身男。軽いうつ病&SADによる休養を終えて無事に転職成功。その後の生活+愛犬「あんこ」の話。
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あらすじ
物語の舞台はモンゴルの大草原。
6歳になる遊牧民の少女ナンサは、両親と妹、弟の5人家族。
ある日、母親に手伝いを頼まれて出かけるが、寄り道した洞穴でかわいい子犬を見つけ連れ帰る。
しかし、狼に育てられたかもしれないその犬を、父親は飼う事を許してくれない。
ナンサは父親の言葉を聞き入れず、父親の留守をいいことにこっそりツォーホル(子犬)を飼い始める。
そんなある日、放牧に出かけたナンサはツォーホルとはぐれてしまい、見つけ出した時には周囲は暗くなり、雨も降り始めていた。
遊牧民のおばあさんに助けられるナンサ達。
母親が向かいに来る間、おばあさんは「ある伝説」を話してくれる。
次の放牧地へ移動する時が来る。
父親は相変わらずツォーホルのことを許してくれず、ついには猟師に譲る約束まで取り付けてしまう。
ツォーホルを前の放牧地に置き去りしたまま、移動を続ける中、ナンサはツォーホルのことが気がかりで、面倒を見ていなければならないの弟の姿が消えていることに気付かない。
前の放牧地に姿を見せる弟。
その前方には、死んだ羊の死骸に群がるハゲワシたちの姿が・・・。
とここまでが終盤の途中。
子供が子犬を拾ってきて、親が戻して来いというどこにでもあるような話な上に、まったりとした緊張感のない雰囲気が始終付きまとうので普通なら飽きてしまいそうな内容の物語。
しかし、そうならないのは、登場する家族が本物の遊牧民であるから。
その仕草、行動に違和感を感じず、遊牧民の持つ文化を飾ることなく正直な形で見られたことが大きい。
今の日本では見られない、素朴な人柄はとても魅力的である。
特に子供達のあまりに自然で無垢な表情は見ているだけで癒されるほどの純粋さを感じる。
まるでドキュメンタリー番組を観ているような錯覚に陥らされる点が、斬新かつ新鮮だった。
ただ、気になったことが一点。
エンドロールで撮影から一年後の家族の様子が映し出されていたのだが、出演料が入ったのか、服装は洋装に変わり、テレビにビデオなどの機器が並んで映し出されていた。
その素朴な生活に魅力を感じていたのに、ちょっと裏切られた感がある。
この作品でモンゴルの遊牧民の生活を世界に知ってもらうことが出来たかもしれないが、この映画の撮影により、一つの家族が守ってきた文化を失わせてしまったのではないだろうか。
【勝手に評価】7点(作4、好3)
※評価基準・・・作品評価と好き度(各5点満点)を合わせた計10点満点で評価
①作品評価・・・物語、演出、キャスティング等の良し悪し
②好き度・・・単に自分の好みかどうか
物語の舞台はモンゴルの大草原。
6歳になる遊牧民の少女ナンサは、両親と妹、弟の5人家族。
ある日、母親に手伝いを頼まれて出かけるが、寄り道した洞穴でかわいい子犬を見つけ連れ帰る。
しかし、狼に育てられたかもしれないその犬を、父親は飼う事を許してくれない。
ナンサは父親の言葉を聞き入れず、父親の留守をいいことにこっそりツォーホル(子犬)を飼い始める。
そんなある日、放牧に出かけたナンサはツォーホルとはぐれてしまい、見つけ出した時には周囲は暗くなり、雨も降り始めていた。
遊牧民のおばあさんに助けられるナンサ達。
母親が向かいに来る間、おばあさんは「ある伝説」を話してくれる。
次の放牧地へ移動する時が来る。
父親は相変わらずツォーホルのことを許してくれず、ついには猟師に譲る約束まで取り付けてしまう。
ツォーホルを前の放牧地に置き去りしたまま、移動を続ける中、ナンサはツォーホルのことが気がかりで、面倒を見ていなければならないの弟の姿が消えていることに気付かない。
前の放牧地に姿を見せる弟。
その前方には、死んだ羊の死骸に群がるハゲワシたちの姿が・・・。
とここまでが終盤の途中。
子供が子犬を拾ってきて、親が戻して来いというどこにでもあるような話な上に、まったりとした緊張感のない雰囲気が始終付きまとうので普通なら飽きてしまいそうな内容の物語。
しかし、そうならないのは、登場する家族が本物の遊牧民であるから。
その仕草、行動に違和感を感じず、遊牧民の持つ文化を飾ることなく正直な形で見られたことが大きい。
今の日本では見られない、素朴な人柄はとても魅力的である。
特に子供達のあまりに自然で無垢な表情は見ているだけで癒されるほどの純粋さを感じる。
まるでドキュメンタリー番組を観ているような錯覚に陥らされる点が、斬新かつ新鮮だった。
ただ、気になったことが一点。
エンドロールで撮影から一年後の家族の様子が映し出されていたのだが、出演料が入ったのか、服装は洋装に変わり、テレビにビデオなどの機器が並んで映し出されていた。
その素朴な生活に魅力を感じていたのに、ちょっと裏切られた感がある。
この作品でモンゴルの遊牧民の生活を世界に知ってもらうことが出来たかもしれないが、この映画の撮影により、一つの家族が守ってきた文化を失わせてしまったのではないだろうか。
【勝手に評価】7点(作4、好3)
※評価基準・・・作品評価と好き度(各5点満点)を合わせた計10点満点で評価
①作品評価・・・物語、演出、キャスティング等の良し悪し
②好き度・・・単に自分の好みかどうか
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