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20代後半独身男。軽いうつ病&SADによる休養を終えて無事に転職成功。その後の生活+愛犬「あんこ」の話。
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本作は映画ではなく、ミニドラマとしてTV放送された作品なのだが、非常に素晴らしかったので是非とも紹介。

第二次世界大戦のヨーロッパ戦線で最も活躍した空挺部隊の戦いを再現した戦争ドラマで、第52回エミー賞で6部門、2001年度ゴールデン・グローブ賞で1部門を受賞している。
製作総指揮が、スティーブン・スピルバーグ&トム・ハンクスの「プライベート・ライアン」コンビ。
プライベート・ライアンで描ききれなかった部分が、この作品に練り込まれており、実質の兄弟映画になっている。

簡単にあらすじを説明すると。
第二次世界大戦開戦前に空挺部隊員に志願した若者たちが軍事訓練を受ける様子から始まり、ノルマンディー上陸作戦前夜の降下、マーケットガーデン作戦への参加、バルジの戦いでの防衛戦、ヒトラーの山荘「イーグル・ネスト」攻略と、ヨーロッパ戦線の有名な戦場での戦いを経験し、終戦を迎えるというもの。

戦闘シーンに限らず、全ての描写がリアルで凝っていることに驚く。
戦闘での兵士達のやりとり、日常生活、心理状態、人間関係等が妙に生き生きとしている。
テレビドラマということで、それぞれの描写に時間が掛けられたことが要因かもしれない。

また、面白いのが各話ごとに監督が異なる点。
それぞれの話の主人公も変わるし、演出方法も微妙に違うので、多方面から一つ物語を捉えている手法がとても斬新かつ新鮮。
毎回必ずセリフがある登場人物は少なく、前話での主人公がエキストラ風にさらりと横切るシーンだけ、などざらにある。

登場人物たちも個性豊かで魅力的に描かれている。
隊員達の日常のやりとりをじっくり見せられているので、感情移入している分、その後の死んでいく様子がとても辛い。
仲間同士の絆の素晴らしさを表したかったのだろうが、見事にそう感じさせられた作品。

ちなみに、僕が一番好きな話は第6話の「衛生兵」。
極寒、物資の不足、防戦一方という状況の中、戦場での一人の衛生兵の姿を描いた話。
戦争映画は好きだが、衛生兵自体を取り上げた話など見たことがなかったので新鮮だった。

【勝手に評価】9点(作4、好5)

※評価基準・・・作品評価と好き度(各5点満点)を合わせた計10点満点で評価
①作品評価・・・物語、演出、キャスティング等の良し悪し
②好き度・・・単に自分の好みかどうか
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昨夜のオーラの泉の美輪明宏の言葉。

人間関係で一番大事なのは「腹八分」ではなく、「腹六分」。

夫婦、恋人、家族、友達、同僚など、末永く付き合っていきたいと思う人物とは、「親しき仲にも礼儀あり」と、ほどほどの距離を保つことが大切とのこと。
聞きながらも、その通りだと妙に納得してしまった。

あまりに密接過ぎる関係って、プラスの面もあるけど、同じくらいにマイナスの面があると思う。
相手に期待し過ぎて、望んだ反応が無い場合、湧き上がってくる「黒い」感情は非常に厄介。
理性では考えすぎだと分かってはいても、どうにも制御が難しく、意識すればするほど自責の念に駆られ、自らも傷ついていく。

うわべだけで付き合うってことではないし、裏表のある人間になれってことでもないと思う。
相手の個性を尊重し、お互いの関係に必要かつ、重要な部分を大切にし、他の不必要な部分はしまっておく。
相手だって自分の面倒を看なくてはならない訳だし、他人の全てなど受け入れられるもんでもない。
ある意味、大人の関係ってヤツ。

番組を見て、自分なりの人間関係の接し方を考えてみた。

1. 相手に過度の期待をしない。
2. 相手を変えようとせず、そのままを受け入れる。

どうでしょう?
この2、3日、うつ病の様態が悪化。
ここ数ヶ月をかけてコツコツ積み上げてきた心の壁が、ちょっとした一言であっさり崩壊してしまった。

無気力、無関心、憂鬱感がひどく、まさに気分は超低空飛行。
自殺する気はさらさらないけれど、このままの状態が続くと、この先どうなってしまうのだろうと不安は募る。

いつから僕はこんなに弱くなってしまったのだろう・・・。
仲間内で「お前はこの中で、一番精神的にタフだよ。」なんて言われていた頃が嘘のようだ。
そう言えばその頃は、呼びもしないのに勝手に人が集まってきて、笑いがあって、何をやっても楽しかった気がする。

漠然とではあるが、この状態から抜け出す方法は理解している。
ただ、行動するだけの力が沸いてこない。
力が沸かない理由、それは僕という人間に「芯」が入っていないから・・・。

それは、「生きる理由」とも言えるし、「目標」や「夢」、「守るべき家族」だったり、人によってそれぞれ違うものだけれど、どれも困難に立ち向かう心の支えになってくれるものだと思う。
それを探し続けて右往左往してきたけれど、いまだに見つけられないまま。

「そんなの無くてもいいじゃん。」って言ってくれる人もいるけど、漠然と生きていくって、ゴールの無いマラソンコースをずっと走らされているような感じがする。
あと10キロ、20キロって標識があれば自分の現在地も分かるだろうし、スピードを緩めたり、早めたりとペース配分も考えられる。
ただいつ辿り着くかも分からないゴール目指して、ひたすら突き進むだけってのはキツイな・・・。

少々弱気になっている。
アッケラカンとした自分が好きなので、早く元気にならねば。
朝から具合が悪く、丸一日寝て過ごす。

おわり。
読書が趣味だが、天気が良い日には野外で読むことにしている。
特に今の時期の仙台は一年で一番過ごしやすく、最高に気持ちがいい。

出かけるところは何箇所かあるのだが、本日は仙台中心部の北東にある「県民の森」をチョイス。
ここは、緑豊かな小高い山の中にあり、ハイキングにはもってこいの広場やアスレチックコースがあり、市民の憩いの場。
小さい頃はよくここに遊びに連れて来てもらった。

駐車場の木陰に車をとめ、スカイルーフと他の窓を全開。
イスを倒し、首の下に備え付けの簡易枕を置き、読書開始。
森の冷気を含んだ風と、ルーフから注ぐ木漏れ日がこれまた気持ちが良い。
読書にも熱が入り、気が付くと結構な時間が経っていた。

帰りに散歩がてらに近くにある高森城址(岩切城跡)に寄る。
下の駐車場から城跡まで、かなり勾配のきつい坂道があり、この上り下りだけで、ちょっとした運動になる。
日ごろまともな運動をしないので、これだけで結構バテバテ。
しかし、ここからの景色はそれだけの価値がある。
山城として作っただけあり、東西南北がよく見渡せ、目の前に360度のパノラマ風景が広がる。
今日は、晴天だったので、太平洋まで見渡せた。
来る度に、ここから夜の仙台の街を眺めたらきれいだろうな、と思う。
しかし、実行をしたことはない・・・。
電灯少ない山の中である上に、昔は戦場になったこともある場所。
先日、軽い憑依体質だなんて言われたし・・・無理。

高森城址からの眺望
↓仙台港方面(南東)


↓仙台中心部方面(南西)


↓泉中央方面(西)



↓利府・多賀城方面(東)

趣味の一つに地図鑑賞というものがある。

都市地図、日本地図、世界地図をただ本当に見るだけ。
ボーっとしながら眺めているうちに、「ここにはどんな人が住んでいるのだろう?」、「どんな歴史があるのかな?」などと妄想が発展していき、知らぬ間に数時間経っていたりする。
これが妙にワクワクして楽しい。

最近は、古地図なんてものにも手を出し、地元の時代の移り変わりを地図から確認したりしている。
川の形が違かったり、以前には意外なものが建っていたりと、なかなか新発見することが多い。
その後、街中を散策してみると、以前とはまた見え方が違ってくる。
例えば、藩政時代の仙台城下中心地「芭蕉の辻」。
歴史的に有名だが、現在の七十七銀行(第二地銀、仙台市民のメインバンク)の本店があるの交差点ではなく、その先の大同生命ビルがある交差点だった。
博物館の展示物の昔絵から、相当大きな交差点をイメージしてたのに、実際にはこの程度なのかとちょっと驚かされた。

小説に出てきた地名を調べてみたり、テレビ番組で放送されていた場所でもOK。
意外な面白さに、はまるかもしれない。
試しにいかが?


著者:津島佑子
出版社:講談社
発行月日:1998年6月

お勧め度:★★★★(星5つが最高)

言わずと知れたNHKの連続テレビ小説、「純情きらり」の原作本。
著者は、太宰治の次女でもある津島佑子。
このドラマを偶然見たのだが、意外に面白かったので毎日見るようになった。
「おばちゃんじゃん。」ってよく言われるが、余計なお世話ですから。

親のちょっとした言葉に傷つき、理解した。

うつ病に対して偏見がある。
そして、理解してくれていたと思っていたのは勘違い。
病気について全く理解していないし、しようともしていないことに・・・。

「近所の人には絶対に話すな。」

親の口から出てきたこの言葉。
何かこれ聞いて寂しくなってしまった。
僕のこと恥ずかしいのか・・・。

元々、保守的な土地柄のせいもあるが、精神病に対して異常な嫌悪感を持つ。
脱落者、異常者、そんな感じに見えるのだろうか?
まぁ、僕でさえ、自分が精神状態がおかしいのに気付きながら、実際に精神科の門を叩いたのは4ヶ月後のこと。
年長者が持つ精神病のイメージは相当なものなのだろう。
うつ病患者なんて、珍しい存在ではないんだけどなぁ。

病気のことについて何度も真剣に話したのに、一方的に自分の意見を押し付けるだけ。
僕の立場を理解をしようとする努力さえしてくれない。
「早く就職しろ。」「気持ち次第で治るもんだ。薬なんて飲むのを止めろ。」「臆病者。」
親も悩んではいるが、その中身は、「何でこうなってしまったのだろう?」「育て方の何が悪かったのだろう?」
今の僕は眼中にない。

寂しいというのが本心。
けれど、今回のことで、親子間の境界線がはっきり見えた。
いい歳なんだから、親に甘えるのもほどほどに。
自分を守れるのは自分だけ。
これをきっかけに、依存を断ち切るのもいい機会なのかもしれない。
僕は、あるストーカーにつけ回されている。

奴は、僕の存在を感じると途端に周囲をうろつき始め、何か期待するかのような視線を送る。

無視を続けると、距離を縮め、僕の足に擦寄り、更に自己の存在をアピール。
「ウニャン、ウニャン」と甘えた声で鳴きながら・・・。

そう、奴の正体は猫。
我が家の愛猫チャチャ丸君なのだ。

猫の遊び相手をしてあげるのは我が家では僕だけ。
しかも、猫用おもちゃの扱い方が、余程猫の遊びごころをクスグルらしく、とにかく遊んでもらいたいらしい。

僕は遊んであげるよりも、チャチャ丸君に意地悪をする方が好き。
実際、ほぼ毎日、チャチャ丸君は被害に遭っている。
しかし、耳をセロテープで貼り付けられスコティッシュ・フォールドもどきにされようが、ヘアバンドで胴体を挟まれようが、頭にタオルを巻きつけられようが、チャチャ丸君はメゲナイ。
遊んでくれるまで、ひたすら我慢の子。
とても健気なのだ。

さすがの天邪鬼も悪いと思うのか、最後には遊んであげる。
この時だけは、チャチャ丸君は普段のドンくさい猫からイケテル猫へと大変身。
天邪鬼の巧みなおもちゃさばき、フェイントを見切り、見事にキャッチ。
おもちゃを咥え、お気に入りの場所へと持っていく。
ただし、チャチャ丸君、お歳のせいかスタミナがない。
ウルトラマンのごとく、数分でバテる。
せっかく天邪鬼もやる気が出てきたところなのに・・・もう少し遊んでくれ~!!

↓ イタズラ被害証拠写真 イタズラNo.01「泥棒猫」

出演:トム・ハンクス ほか
ジャンル:戦争映画

時に1944年。
第2次世界大戦の欧州戦線において、米英両軍は、ノルマンディ上陸作戦を実行する。
レンジャー部隊のミラー大尉(トム・ハンクス)もこの作戦に動員され、部下を率いて最激戦地のオマハ・ビーチに上陸する。
ドイツ軍の抵抗は激しく、部隊はほぼ壊滅状態。
それでもミラー大尉は部隊の生き残りをかき集め、敵陣地を奪取するという功績をあげる。
そこに、司令部から極秘命令が下る。
戦場より、3人の兄を戦争で失った末っ子のジェームズ・ライアン2等兵を探し出し、故郷の母親の元へ帰国させよと・・・。
そして、ミラー大尉は疑問を感じる部下7人を引きつれ、敵地の奥深くへ出発するのだった。

最初に鑑賞したときには、序盤のリアルで壮絶な戦闘描写があまりに衝撃的で、他のシーンが頭に残らならず、ただの戦争映画アクション映画という印象しかなかった。
数年後、再び見た時にこの作品の印象がガラリと変わる。
物語がもっと深いことに気が付いたのだ。

3人の子供の戦死通知を一度に受け取った母親のシーン。
その心情を思うと、泣けて泣けて仕方がなかった。
酷過ぎる。

劇中で始終問いかけられる、たった1人のために8人が命を賭ける意味。
惨たらしい戦場の中で失われつつある「人」として大切な何かを命を掛けてでも取り戻したい、最期まで「人」としてありたい。
そんな思いが感じられた。
派手な戦闘シーンに隠れがちだが、こういった深い人間ドラマ的要素を核にしているから、物語がただの戦争アクション映画に陥っていない、人間味溢れる素晴らしい作品になったのだと思う。

この映画の小説版が出版されているのだが、こちらもお勧めだ。
結末は同じだが、より詳しい時代背景、登場人物の過去、探索隊のメンバー間のやりとりなどが描かれているために、より感情移入できる。
自分の場合、どちらかと言えば小説版の方が泣けた。

【勝手に評価】9点(作4、好5)

※評価基準・・・作品評価と好き度(各5点満点)を合わせた計10点満点で評価
①作品評価・・・物語、演出、キャスティング等の良し悪し
②好き度・・・単に自分の好みかどうか
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