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但し、この作品は原田知世が演じた前作の主人公、芳山和子の物語から20年後の世界を描いている。
そして、この芳山和子は主人公、紺野真琴の叔母として登場している。
アニメーションだから出来るダイナミックなキャラクターの動きが面白い。
主人公が時間を逆行するたびに、とんでもない着地(?)するので笑ってしまった。
物語も、ほぼ前作同様の内容だけれど、主人公の猪突猛進的な活躍に笑いがあり、突然始まる恋があって、そして、アッという間に駆け抜けていこうとする青春の終わりを感じさせるほろ苦さが、作品全体を魅力的にしている。
見ていて気持ちがいい。
非常に良作。
【勝手に評価】7点(作3、好4)
※評価基準・・・作品評価と好き度(各5点満点)を合わせた計10点満点で評価
①作品評価・・・物語、演出、キャスティング等の良し悪し
②好き度・・・単に自分の好みかどうか
軽く見ていた我が妹君の趣味だったにもかかわらず、NHKで放送された第1話を偶然見てしまったことから蟻地獄のように、ずるずると引きずりこまれてしまった・・・。
「冬のソナタ」を製作した監督の四季シリーズの最終章とのことらしいが、ぺ・ヨンジュンが苦手のために「冬のソナタ」さえ見ていないのに、何故か面白い。
韓国では暗めで韓流ドラマらしい劇的なシーンの少なくメリハリのなり物語のせいか、視聴率がかんばしくなかったらしい。
僕的には、映像は美しいし、登場人物のキャスティングのGOOD。
主人公がクラシック音楽家のせいか、劇中に流れる曲も他のドラマに比べて受ける印象が強い。
また、物語は基本的に悲劇なので、男も女もお涙シーンが馬鹿に多い。
がっ、これがまたつぼにハマッてもらい泣きしてしまうのだ。
う~せつな過ぎる。
1~4話はTVで見た。
がっ、早く続きが見たくてTUTAYAにDVDを借りに行ったのはいいのだが、7巻あるうちの2、3巻しかない。
それ以降が全て貸し出し中。
次来る時には戻っているだろうと思っていたが、いつまでたっても貸し出し中。
続きが見たくて見たくて、近くのTUTAYA4店も回ったが全滅・・・ああ、続きが見たい・・・。
ところが、兄が韓流に目覚めたことに喜びを感じたのか我が妹君、会社の帰りに4~6巻を借りてきてくれた!!
先日は迷子になったところを迎えに来てくれたり、最近の妹の兄に対する貢献度といったら・・・う~ん、ベリーナイス!!
ただ、我が妹君、レンタル料をケチったのか3巻も借りてきたのにレンタル期間が1泊2日・・・1話が60分で1巻に3話・・・3巻で540分・・・9時間。
ご本人には当たり前なのか、お馬鹿さんなのか9時間ってのは・・・辛くないっすか?
しか~し、ハマッた人間は強い。
見始めたらもう止まらない。
スタートしたのが21時過ぎで、見終わったのが翌日5時。
人間、やれば出来るね。
睡眠とってないせいか、ストーリー展開があやふやになっているところがあるが、やっぱりこうなると早く7巻目が見たい。
一旦寝て、探しに行かねば・・・。
8年先までスケジュールが埋まっているという超多忙な生活を送ってきたせいか、突如、心臓の病で倒れ、引退を余儀なくされる。
そんな彼が移り住んだ場所は、少年時代にイジメを受け、逃げるように捨て去った故郷。
捨て去ったとはいえ、少年時代を過ごした故郷はやはり彼の原風景として大切なものとして残っていたのかもしれない。
半ば、隠遁生活をするかに見えた彼だが、ひょんなことから小さな教会の聖歌隊の先生を任せられることになる。
人と馴れ合わない性格上、嫌々ながらに引き受けた彼だったが、聖歌隊のメンバーの歌を愛する姿に、次第に指導者として積極的に取り組むようになっていく。
しかし、表面上は陽気にみえる聖歌隊のメンバーもそれぞれに問題をかかえていた。
DV、夫婦の価値観のすれ違い、恋愛、幼少期に受けた心の傷など。
そんな聖歌隊のメンバーも、一生懸命に指導に取り組むダニエルの姿に共感を覚え、彼らの気持ちは一つになっていく。
そしてそれは、彼らの自身の問題へと立ち向かう「勇気」も与えることになる。
全編通しても良作だが、聖歌隊のメンバーの1人、「ガブリエラ」がソロで歌うシーンが一番良かった。
観客は物語でも語られる彼女自身の人物背景を思い浮かべ、彼女が口にするからこそ重みを持つその曲の歌詞がその場を盛り上げる。
歌詞の一部。
『・・・この世に生きるのはつかの間だけど、希望にすがってここまで歩んできた・・・
・・・天国は見つけられなかったけれど、ほんの少しだけ垣間見た・・・
・・・生きている喜びを心から感じたい、私はそれに値すると誇れる人間だから・・・
・・・チャンスに恵まれない人生だったけど、生きたいをいう意思が私を支えてくれた、私が望むのは日々の幸せ・・・
・・・探し求めていたまぼろしの天国、それは近くにある・・・
・・・私はこう感じたい、「私は自分の人生を生きた!!」と』
この歌詞を読んでてジーンとくるものがあった。
そして元気をもらった気がする。
【勝手に評価】7点(作3、好4)
※評価基準・・・作品評価と好き度(各5点満点)を合わせた計10点満点で評価
①作品評価・・・物語、演出、キャスティング等の良し悪し
②好き度・・・単に自分の好みかどうか
アカデミー賞2部門(主演女優賞、歌曲賞)ノミネート作品。
男から女になるために性転換手術を控えたトランスセクシャルである主人公”ブリー”はLAで独り暮らしていた。
そんなある日、息子と名乗る少年から突然電話が・・・・。
現れたのは”男”だった頃にできた実の息子であった。
心の整理のため、息子の住むNYへ会いに行くことになる主人公。
そして、何故か一緒にNYからLAへトランス・アメリカ(大陸横断)することで、この奇妙な親子(関係は内緒)の物語が始まる。
主人公は、自分がトランスセクシャルであることで人生が狂いに狂い、人を愛することすら忘れ、性転換手術で”女”になることだけを願って生きてきた。
一方、息子である”トビー”は生まれてこの方愛を知らず、荒んだ人生を歩んできた・・・たった、一つ、まだ見ぬ父親に会うことだけを希望にして・・・。
この凸凹コンビが一緒に旅をすることで、互いに失っていた愛情を取り戻しながら、相手が自分の大切な家族であることを認識していく。
親子としての関係を築くまでの過程として、ブリーとトビー、それぞれの苦しみ、葛藤がよく描かれており、この手の作品は一般人の人間にはなかなか理解できないものだが、不思議と自然に物語に溶け込めた。
また、主人公役の「フェリシティ・ハフマン」の演技が凄い。
見知らぬ女優さんだったのだが、見終わってエンディングで名前を見るまで男優が演じているのかと思ってた。
女性には失礼だが、見た目、性別の判断が難しい容貌。
特殊メイクだったのか?
最後に、エンディングテーマの「ドリー・パートン」が歌う"Travelin'Thru"がこれまた良かった。
特に歌詞に心揺さ振られた。
この作品にピッタリ。
【勝手に評価】7点(作4、好3)
※評価基準・・・作品評価と好き度(各5点満点)を合わせた計10点満点で評価
①作品評価・・・物語、演出、キャスティング等の良し悪し
②好き度・・・単に自分の好みかどうか
生意気なガキンチョが交通事故に遭い、その後、幽霊が見える能力が見える能力を持ってしまったことで、様々な幽霊現象に巻き込まれていくという物語。
原作が泣き笑いありの傑作マンガだけに非常に期待していたが、原作とは物語も違うし、個性豊かなキャラクターが映画には出ていなかったり、人物描写に変更が加えられていたりと、あの人情間溢れる原作の雰囲気を感じられなかった。
マンガのファンとしては、原作に忠実に再現して欲しかったというのが本音。
【勝手に評価】5点(作3、好2)
※評価基準・・・作品評価と好き度(各5点満点)を合わせた計10点満点で評価
①作品評価・・・物語、演出、キャスティング等の良し悪し
②好き度・・・単に自分の好みかどうか
いわゆる第二次世界大戦の太平洋戦線の大激戦地だった硫黄島での戦いを日本側からの視点で描いた作品。
登場人物の大部分が日本人。
しかも、渡辺謙以外のほとんどが国際的には無名の日本人俳優たち。
そして言語も日本語とハリウッド映画にしては異端的作品。
これがアカデミー賞の4部門にノミネートされたってことは、非常に画期的なことだと思う。
アカデミー賞の選考委員が好きな「クリント・イーストウッド」が監督だったからか?
鑑賞後の感想・・・悲劇でお涙ちょうだい的な内容だという印象が観る前からあったが、グッとくるところは何箇所もあったけれど、ボロ泣きするほどのことはなかった。
ただ、内容が非常に濃く、重い。
何度も繰り返すが、ハリウッド映画にしては画期的。
アメリカ人から見る日本人像はどうも軸が狂っていて、日本人を描いている映画を日本人が見ると明らかに違和感があるものだが、この作品にはそれがない。
日本兵の行動を卑下してもいないし、「天皇陛下万歳」みたいな理由で全ての兵士が戦っていた訳ではないことも表現されていた。
皆、命も惜しかったし、家族に会いたいと望みながらも彼らの置かれた社会的状況がそれを許さず、無念にも死んでいった。
現代の日本において、大戦中のことを話すことはタブー的なものがあり、「愛国心」などと発言すれば右翼だと不審人物扱いされる。
確かに当時の日本は多くの過ちを犯してはきたが、一兵一兵からの視点からすれば、国の大義よりも自分達の生活の方が大切で、そのことをこの作品で描いてくれたのが、正直気持ちが良く、心がすっきりした。
日本の若い世代に是非、この物語を観てもらいたいと思うが、それ以上にアメリカの人達に観てもらいたいと正直思った。
敗者にはなったが、その者達にも同じ人間としての人生があったということを感じてもらいたい。
【勝手に評価】7点(作4、好3)
※評価基準・・・作品評価と好き度(各5点満点)を合わせた計10点満点で評価
①作品評価・・・物語、演出、キャスティング等の良し悪し
②好き度・・・単に自分の好みかどうか
1. ディープ・エンド・オブ・オーシャン(DVD)
2. プロヴァンスの恋(ビデオ)
3. マイ・ブラザー(DVD)
4. タイヨウのうた(DVD)
5. 火火(DVD)
6. 雪に願うこと(DVD)
7. 東京ゴッドファーザーズ(DVD)
8. 天空の草原のナンサ(DVD)
9. ハンバーガー・ヒル(DVD)
10. オペラ座の怪人(DVD)
物語の舞台はモンゴルの大草原。
6歳になる遊牧民の少女ナンサは、両親と妹、弟の5人家族。
ある日、母親に手伝いを頼まれて出かけるが、寄り道した洞穴でかわいい子犬を見つけ連れ帰る。
しかし、狼に育てられたかもしれないその犬を、父親は飼う事を許してくれない。
ナンサは父親の言葉を聞き入れず、父親の留守をいいことにこっそりツォーホル(子犬)を飼い始める。
そんなある日、放牧に出かけたナンサはツォーホルとはぐれてしまい、見つけ出した時には周囲は暗くなり、雨も降り始めていた。
遊牧民のおばあさんに助けられるナンサ達。
母親が向かいに来る間、おばあさんは「ある伝説」を話してくれる。
次の放牧地へ移動する時が来る。
父親は相変わらずツォーホルのことを許してくれず、ついには猟師に譲る約束まで取り付けてしまう。
ツォーホルを前の放牧地に置き去りしたまま、移動を続ける中、ナンサはツォーホルのことが気がかりで、面倒を見ていなければならないの弟の姿が消えていることに気付かない。
前の放牧地に姿を見せる弟。
その前方には、死んだ羊の死骸に群がるハゲワシたちの姿が・・・。
とここまでが終盤の途中。
子供が子犬を拾ってきて、親が戻して来いというどこにでもあるような話な上に、まったりとした緊張感のない雰囲気が始終付きまとうので普通なら飽きてしまいそうな内容の物語。
しかし、そうならないのは、登場する家族が本物の遊牧民であるから。
その仕草、行動に違和感を感じず、遊牧民の持つ文化を飾ることなく正直な形で見られたことが大きい。
今の日本では見られない、素朴な人柄はとても魅力的である。
特に子供達のあまりに自然で無垢な表情は見ているだけで癒されるほどの純粋さを感じる。
まるでドキュメンタリー番組を観ているような錯覚に陥らされる点が、斬新かつ新鮮だった。
ただ、気になったことが一点。
エンドロールで撮影から一年後の家族の様子が映し出されていたのだが、出演料が入ったのか、服装は洋装に変わり、テレビにビデオなどの機器が並んで映し出されていた。
その素朴な生活に魅力を感じていたのに、ちょっと裏切られた感がある。
この作品でモンゴルの遊牧民の生活を世界に知ってもらうことが出来たかもしれないが、この映画の撮影により、一つの家族が守ってきた文化を失わせてしまったのではないだろうか。
【勝手に評価】7点(作4、好3)
※評価基準・・・作品評価と好き度(各5点満点)を合わせた計10点満点で評価
①作品評価・・・物語、演出、キャスティング等の良し悪し
②好き度・・・単に自分の好みかどうか
第二次世界大戦のヨーロッパ戦線で最も活躍した空挺部隊の戦いを再現した戦争ドラマで、第52回エミー賞で6部門、2001年度ゴールデン・グローブ賞で1部門を受賞している。
製作総指揮が、スティーブン・スピルバーグ&トム・ハンクスの「プライベート・ライアン」コンビ。
プライベート・ライアンで描ききれなかった部分が、この作品に練り込まれており、実質の兄弟映画になっている。
簡単にあらすじを説明すると。
第二次世界大戦開戦前に空挺部隊員に志願した若者たちが軍事訓練を受ける様子から始まり、ノルマンディー上陸作戦前夜の降下、マーケットガーデン作戦への参加、バルジの戦いでの防衛戦、ヒトラーの山荘「イーグル・ネスト」攻略と、ヨーロッパ戦線の有名な戦場での戦いを経験し、終戦を迎えるというもの。
戦闘シーンに限らず、全ての描写がリアルで凝っていることに驚く。
戦闘での兵士達のやりとり、日常生活、心理状態、人間関係等が妙に生き生きとしている。
テレビドラマということで、それぞれの描写に時間が掛けられたことが要因かもしれない。
また、面白いのが各話ごとに監督が異なる点。
それぞれの話の主人公も変わるし、演出方法も微妙に違うので、多方面から一つ物語を捉えている手法がとても斬新かつ新鮮。
毎回必ずセリフがある登場人物は少なく、前話での主人公がエキストラ風にさらりと横切るシーンだけ、などざらにある。
登場人物たちも個性豊かで魅力的に描かれている。
隊員達の日常のやりとりをじっくり見せられているので、感情移入している分、その後の死んでいく様子がとても辛い。
仲間同士の絆の素晴らしさを表したかったのだろうが、見事にそう感じさせられた作品。
ちなみに、僕が一番好きな話は第6話の「衛生兵」。
極寒、物資の不足、防戦一方という状況の中、戦場での一人の衛生兵の姿を描いた話。
戦争映画は好きだが、衛生兵自体を取り上げた話など見たことがなかったので新鮮だった。
【勝手に評価】9点(作4、好5)
※評価基準・・・作品評価と好き度(各5点満点)を合わせた計10点満点で評価
①作品評価・・・物語、演出、キャスティング等の良し悪し
②好き度・・・単に自分の好みかどうか
出演:トム・ハンクス ほか
ジャンル:戦争映画
時に1944年。
第2次世界大戦の欧州戦線において、米英両軍は、ノルマンディ上陸作戦を実行する。
レンジャー部隊のミラー大尉(トム・ハンクス)もこの作戦に動員され、部下を率いて最激戦地のオマハ・ビーチに上陸する。
ドイツ軍の抵抗は激しく、部隊はほぼ壊滅状態。
それでもミラー大尉は部隊の生き残りをかき集め、敵陣地を奪取するという功績をあげる。
そこに、司令部から極秘命令が下る。
戦場より、3人の兄を戦争で失った末っ子のジェームズ・ライアン2等兵を探し出し、故郷の母親の元へ帰国させよと・・・。
そして、ミラー大尉は疑問を感じる部下7人を引きつれ、敵地の奥深くへ出発するのだった。
最初に鑑賞したときには、序盤のリアルで壮絶な戦闘描写があまりに衝撃的で、他のシーンが頭に残らならず、ただの戦争映画アクション映画という印象しかなかった。
数年後、再び見た時にこの作品の印象がガラリと変わる。
物語がもっと深いことに気が付いたのだ。
3人の子供の戦死通知を一度に受け取った母親のシーン。
その心情を思うと、泣けて泣けて仕方がなかった。
酷過ぎる。
劇中で始終問いかけられる、たった1人のために8人が命を賭ける意味。
惨たらしい戦場の中で失われつつある「人」として大切な何かを命を掛けてでも取り戻したい、最期まで「人」としてありたい。
そんな思いが感じられた。
派手な戦闘シーンに隠れがちだが、こういった深い人間ドラマ的要素を核にしているから、物語がただの戦争アクション映画に陥っていない、人間味溢れる素晴らしい作品になったのだと思う。
この映画の小説版が出版されているのだが、こちらもお勧めだ。
結末は同じだが、より詳しい時代背景、登場人物の過去、探索隊のメンバー間のやりとりなどが描かれているために、より感情移入できる。
自分の場合、どちらかと言えば小説版の方が泣けた。
【勝手に評価】9点(作4、好5)
※評価基準・・・作品評価と好き度(各5点満点)を合わせた計10点満点で評価
①作品評価・・・物語、演出、キャスティング等の良し悪し
②好き度・・・単に自分の好みかどうか