20代後半独身男。軽いうつ病&SADによる休養を終えて無事に転職成功。その後の生活+愛犬「あんこ」の話。
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著者:今森 光彦
出版社: 偕成社
出版:2006年4月
お勧め度:★★★★★(星5つが最高)
国内外で大反響を呼び、数々の賞を受賞した、2004年4月にNHKで放送されたNHKスペシャル「映像詩 里山 命めぐる水辺」の書籍版ともいうべきもの。
この番組は、滋賀県の琵琶湖西岸を舞台に、水と密接に生きる人の暮らしと生き物の世界を、美しい映像とともに紹介している。
僕は、この番組をリアルタイムで観た。
そして、人間と生き物が密に関わりながらも摩擦を生じることなく、互いの存在が居て当たり前のように暮らしている様子に、こんなにも美しい世界がある、しかも日本に存在していたことにひどくショックを受けたことを覚えている。
また、観ているだけで不思議と懐かしさがこみ上げる。
涙が目に滲み、周囲に生きる生物と共に、四季を感じながら、ゆっくりと流れる時間の中で暮らす人々がとても魅力的で、なんて贅沢な生活をしているのだろうと羨望の気持ちでいっぱいとなった。
本書は、番組の内容とほぼ同じ。
美しかった映像美をそのままに、絵本形式で漁師の老人を中心にその魅力的な生活を紹介している。
現代社会全体から見ても、この生活は守るに値する、日本の宝物だと感じるのは僕だけだろうか?
これを失った時、他の大切な何かまで同時に失うような気がする。
ちなみに、この番組のDVDもNHKエンタープライズから販売されている。
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